アクロボール
Last-modified: 2009-01-29 (木) 11:19:24 (5537d)
分類 | 油性ボールペン |
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メーカー・ブランド | PILOT |
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製品リンク | アクロボール |
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購入店 | インキューブ(福岡天神ソラリアステージ) |
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概要
低粘性インクを使った油性ボールペン。低粘性油性BPブームのなかでは後発。
潤滑剤を配合していて、書き出しが良くなめらかに書くことができる。
タイヤのようなデザインのラバーグリップが特徴。
感想
買ったのはペン先の径が0.7mmの黒。
先にジェットストリームを買っていたので、主にジェットストリームとの比較。
まず感じたのが、ジェットストリームと比べてペン軸がかなり持ちやすいということ。
ジェットストリームは、グリップ部分が軸に対して太くなっていて、いまひとつ安定しなかった。
アクロボールは、軸に対してグリップ部分が細くなっている。
この少し細くなった軸の太さがちょうど良い。
タイヤっぽいラバーも持ちやすくて、ペンが安定する。
持ち方の癖や個人の好みはあると思うけど。
「黒」だけど、実際に書いたときのインクの色は「濃い紺色」。
Signoやジェットストリームと比べると、明らかに青い。
黒さの順では、Signo>ジェットストリーム>アクロボールという印象。
ペン先は、油性ボールペンにしてはなめらかだけど、ジェットストリームのようなヌルヌル感はない。
その分、滑り過ぎることがない。光沢のある紙や硬めの紙でもペン先が滑らなくて書きやすい。
適度な抵抗があって書いてるときの感覚がよく、個人的にはアクロボールのほうが書きやすいように感じた。
かすれや途切れはほとんどない。硬いものの上でもあまり途切れずに書くことができる。
ジェットストリームは、硬いものの上では線が途切れることがあった。
インク玉ができやすいのが難点。
長めの線を引いたり、大きなカーブを書くと、すぐにダマができてしまう。
店頭でも、誰かが試し書きをしたものは、ダマでペン先がインクまみれになっているものがあった。
同じくらいの筆圧と書き方でも、ジェットストリームはダマができにくい。
長時間使っていないとペン先からインクが漏れ出すことがある。ペン先を下にして立てておくと、使うときにインク玉ができていることが多い。
インクの粘性が低いことに加えて、書き出しをかすれにくくするための仕組みが良くないのかもしれない。
頻繁に使うなら問題にはならないが、数日使わないことがあるようなら、紙を汚す原因になる。
耐水性は、ジェットストリームより高い。
ジェットストリームは、乾いた後でも濡らすと線が薄くなることがあったけど、アクロボールでは薄くなったりにじみができたりすることはなかった。
ジェットストリームで起きた“紙の相性”は、アクロボールでは今のところない。トモエリバー紙でも書けない部分はできなかった。
ややインク玉ができやすくて、ペン先がインクで汚れることが多いという問題はあるものの、はやっている低粘性油性ボールペンの中ではこれが一番使いやすい。
1週間ほど常用ペンとして使ってみて、特に不満はなかった。紙の相性がないのがいい。
ただ、普段使っているシステム手帳では、5mm方眼に2行書き込むという、かなり小さな字を書いている(書き込みスペースが小さい)ので、Signoの0.28mmのほうが有利。
ひとまず、システム手帳はSigno 0.28mmに戻して、そのほかのメモ帳などざっくりと乱暴な書き方をしているものにはアクロボールを使うようにしてみた。