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作品を知ったのは、アニメ化の話題がGIGAZINEに載ったのが最初。 でも、はじめはあまり興味がわかなくて、放置。PVを見ても、いまひとつピンとこなかった。というか、PVを見てもよくわからない内容で、かえって興味がなくなった。 しかし、ずいぶんと話題にする友人がいたのと、二コ動にあがっていた歌が良かったりしたので、少し興味がわいた。 そこで、まずは原作ということで、9月のシルバーウィークに届くように、化物語上下巻を通販で注文。私は、原作のあるアニメは、なるべく原作から入る主義。 原作は面白かった。 でも、やっぱりアニメ版はPVやMAD見てもいまひとつピンとこなかった。 おまけに、予算もなかった。 だから、予約はしていなかった。 だけど、BD発売1日前の29日にテーマソングの「君の知らない物語」をとらに買いにいったら、支払いをしているちょうどその時にフライングでBDが店頭に並んだので、これも何かの縁だと購入。 それがまさか、初日即日完売ペースだとは思わなかった。(アキバBlog,GIGAZINE) なんとも運がいい。 1巻の売れ行きが予想以上のハイペースだったので、慌てて2巻以降も全巻通販で予約。 店がばらけて全巻購入特典はつかなくなったけど、細かいことは気にしない。
原作「化物語(上)」の「ひたぎクラブ」は、BD・DVD発売(2009/9/30)の直前ぎりぎりに読み終わり(自分blog記事)。 原作の情報がある上での鑑賞。 スタートしていきなり、全く知らないシーンが! 何、このバトルアニメ。 まさか「傷物語」のエピソードが入るとは思わなかった。 キャラクターコメンタリーや付属CDの「あとがたり」で、傷物語のころの話と言ってるし、原作読んでたらなんとなく推測はできるけど、いきなりこういうスタートというのは混乱してしまう。 そして、やたらと巨大な螺旋階段。 遥かな高度から落下する戦場ヶ原ひたぎ。 ――ここって、高校じゃなかったっけ? あの階段はいったいナニ? まぁ、とりあえずインパクトのあるスタートでした。 原作がとにかく会話が多いので、さすがにかなりの量がカットされていた。 もともと展開に直接絡まない会話も多いので、違和感はあまりない。 文字を使ったカットが多い。しかも、表示されている時間が短い。 短時間で切り替わるテキストは、大して重要ではないものが多いけど、どうしても気になってしまう。 展開とは直接関係のない部分に意識を取られてしまう表現は、どうかという気がする。 カメラが引いたシーンでは、キャラクターの描写が落ちるところがあった。細かい描写をしているところもあるので、どうしても手抜きをしているように見えてしまうのが残念。 ストーリーの内容は、原作と全く同じ。改変されたところはなかった。 戦場ヶ原が患っていた病気は、設定が変わっているように感じた。 原作では、「名前を言えば誰でも知っているような」病気。背中を切開して手術しているので、内臓系の疾患のように思える。 アニメでは、なんとなく手足に障害が出る病気だったように感じた。背中が写るシーンもあったけど、手術の傷跡は表現されてなかったように思う。 それと、学習塾跡で阿良々木が戦場ヶ原の手を引くシーンも、ちょっと違和感があった。 体重5Kgの戦場ヶ原を、ちょっとばかり強引気味に引っ張っているのに、普通に手を引くのと変わらない。 そもそも、戦場ヶ原に体重が無いことの表現が、最初の階段からの落下シーン以外にない。 もっとも、原作でもあまり細かくはかかれてないけど。 ラストは、明るくなったひたぎさん。 ちょっと急に明るくなりすぎ。 セリフはデレても、あんまり感情は表に出ないキャラだと思う。 というか、感情を表に出さないままで、セリフだけデレるキャラというイメージがある。 2話ラストの「感情的な戦場ヶ原」は、ちょっとしっくりこなかった。 全体としては、原作がわかりやすくなっていて面白かった。 セリフの掛け合いの面白さは原作のまま。 セリフに合わせて、テンポよく切り替わる映像が効果的。原作以上に、セリフが印象的に感じた。 会話のリズムのよさは、アニメならではだと思う。
映像特典というかおまけ要素というか、アニメの内容を解説(?)するキャラクターコメンタリーも収録されていた。 メニューからキャラクターコメンタリーをONにして本編を再生すると、映像の内容にたいしてコメントというか突っ込みが入る。 1巻では、羽川翼と戦場ヶ原ひたぎがコメント。 羽川翼は、2巻以降もコメントを入れる様子。 このコメントがかなり面白い。声を上げて笑ってしまうほどの内容。コメントというかコントだった。 テンポのいい掛け合いが楽しい。 コメンタリーを収録した作品はいくつかあるけど、スタッフや声優のコメントというものが多い。 「化物語」では、キャラクターがそのキャラクターのままでコメントしていた。ドラマCDやキャララジオに近い感じ。 基本的に二人とも映像に対してツッコミを入れてるけど、あえて言うなら、戦場ヶ原ボケで羽川ツッコミ。なかなかいいコンビだと思った。 コメンタリーの音量が大きいので、本編のセリフはあまり聞こえない。 なので、一度は本編を普通に見ていないと、わかりにくい突っ込みもあった。 忍野の「何かいいことでもあったのかな」に対する、戦場ヶ原「いいことは、ない」というツッコミとか。 特に気に入ったシーン。 冒頭で、平坦な声で妙に流れるように自己紹介する戦場ヶ原ひたぎ。 平坦な声ながらリズムがあるのが面白い。 戦場ヶ原初登場シーン。 戦場ヶ原「私登場」 羽川「あなた登場」 テンポのよさが絶妙。 OP「staple stable」で、大量の針を打つホッチキスを見ての「無限ホッチキス」。ホッチキスの針を打つときの感触を無限に楽しめるおもちゃ。 この時、“針なし”もいいだしそうだと思っていたら、やっぱりあとになって出てきた。 学習塾跡をぶち抜くように立っている樹木に対するツッコミ。 いわれるまで、ぜんぜん気づかなかった。 2話冒頭。延々と続く、羽川の「蟻と組織の中の2:6:2」についての話。 勉強にはなった――かもしれないけど、長いw 長すぎるw いつまで続くのかと思った。 羽川委員長容赦ないな。 シーンによって阿良々木の身長が違っていることにツッコむ戦場ヶ原と、何とか解釈してフォローする羽川。 これもやっぱり言われるまで気づかなかった。 忍野の「何かいいことでもあったのかな」というセリフに対して、いかにも不愉快そうに「いいことは、ない」と言う戦場ヶ原。 戦場ヶ原の忍野に対する印象が良くわかるw 全編総ギャグ。 作品の雰囲気を壊さずに、これだけ笑わせてくれるとは思わなかった。 2巻以降が楽しみ。